春まだ浅い3月15日（水）の午後、昭和34年静工機2組卒有志3人が由比正法寺（しょうほうじ）の手島先生宅をお訪ねした。

クラスの3割は「黄泉の世界」に旅立ったが、4月に96歳を迎えられる先生は、僧侶の勤めはご子息にお譲りになったが至って元気、60年以上前の懐かしい思い出話や現況等、話は尽きず1時間あまりがあっという間に過ぎてしまった。先生は、話足りない様子だったが、コロナも収まってきたので今年は4年ぶりにクラス会を早期に開催することをお約束して夕日に映える駿河湾を眺めながら先生宅を辞去した。

竹中正巳

　秋とはいえ厳しい残暑が続く9月30日(月)ホテルセンチュリー静岡で昨年に続いて合同クラス会を開催した。手島先生が骨折で療養中のため欠席し、一抹の寂しさを感じたが、出席した17名は元気で思い出話に花が咲き、あっという間の2時間だった。出席者は昨年より5名少なかったが会の賑わいは昨年以上だった。最後は恒例の静工校歌と応援歌の大合唱で締めくくった。

　生者必滅会者定離は世の習いと言いますが、昨年元気に出席し今年の再会を楽しみにしていた島田出身の1組池田政己君が9月初めに急逝した。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

手島先生、来年は絶対出席すると仰っています。先生共々我々も元気で来年会えるよう願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(幹事　竹中正巳)

厳しい寒さが増す1月27日～28日、焼津グランドホテルに於いて、静工昭和34年卒機械科2組のクラス会を13名の出席で開催した。今回は同クラスから竹中正巳君が同窓会長に就任されたのを祝い、恩師手島先生の発案で「竹中会長にエールを送る会」と銘打って開かれた。

　竹中会長の責任感が強く、何事にも前向きに積極的に取り組む姿勢に賛辞を贈ると共に、3年間同じクラスで学び友情を深めた若かりし日の思い出話を、酒を酌み交わしながら世のふけるのを忘れ語り合い、素晴らしい一時を過ごすことができた。歳を重ねたがクラス会に元気で参加できる健康のありがたさを実感し、新たなエネルギーを得て、秋の合同クラス会での再会を誓って散会した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（幹事　　長谷川　久男）

　あいにくの秋雨となった10月28・29日の両日、恩師手島先生を囲んで
藤枝市岡部町の朝比奈川流域にある民宿「美よし」で、昨年に引き続き同
級会を開催した。

　今年は、数え年で先生が90歳、我々が77歳になることから「卒寿」
と「喜寿」のお祝いを兼ねて盛大に行う予定であったが、出席者は先生を
含めてわずか11名と過去最低となった。しかし、会が始まれば皆、元気溌
剌、懐かしい3年間の思い出、その後の人生について熱く語り合った。
手島先生は翌日の法事に備え酒は控え気味だったが、カラオケの最後に
「君恋し」を熱唱し、衰えを知らぬ若々しい喉を披露してくださり、改め
て先生の元気さに驚いた。宴会中、先生から肩が凝ったから皆で揉んでほ
しいと依頼があり、我々10名は喜んで代わる代わる先生の肩を感謝を込め
て揉みほぐした。親にもしたことがない肩揉み、これでさらに師弟の絆が
深まったと感じた。

　カラオケ含めて3時間半、飲み足りなくて飲み直し、よくも飲んだりビー
ル10本、焼酎2本、酒2合瓶で22本、宿の人もびっくりするほどであっ
た。それでも翌朝は早く帰られた先生を全員で見送り、来年の100年祭で
再会を約して散会した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（竹中正巳）

梅雨のような長雨の上がった晩秋の11月20日(金)ホテルセンチュリー静岡で昨年に引き続き同窓会を開催した。
　今年は手島先生の米寿をお祝いする同窓会であったが、後期高齢者の仲間入りをした同級生が病気や介護で欠席する人が多くなり、過去最低の16名の出席となった。しかし、会が始まれば元気な先生の発言に触発され、先生との懐かしい思い出話や自慢話が延々と続き時間の経つのを忘れるほどであった。全員が先生の元気を励みとし、米寿までは頑張ろうと誓い合った。来年は先生の卒寿と我々の喜寿のお祝いを、昔からのしきたりで数えで行うことにした。
　終わりに亡くなられた9名の友のご冥福を祈り黙祷を捧げ、天国に届けと声高らかに校歌を斉唱して閉会した。